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執筆者の写真drmizunosmilechild

おっぱいが出ない人って本当にいるのですか?ー2


赤ちゃんが飲み取る量を増やすために

・ 赤ちゃんが乳房に深く吸い付けるような方法を提案する

・ 授乳回数を増やす方法を話し合ってみる(赤ちゃんがぐずったら乳房を与えるなど)

・ 授乳のとき以外も、肌と肌で触れ合い、ぴったりと抱くよう励ます

・ 母乳を流れやすくするために授乳中に乳房をマッサージする。

吸う力が弱い赤ちゃんでは、乳房を圧迫して赤ちゃんが飲みとりやすくすることも有効です。

1日2~3回程度、授乳後に搾乳をして赤ちゃんに与えてもらいます。

これは赤ちゃんの吸啜が弱い場合や、授乳を頻回に求めない場合に特に重要になります。

可能なら授乳や赤ちゃんのお世話と、お母さんの休息や食事などの時間のバランスを

どうとるか家族と一緒に話し合えるとよいでしょう。

授乳に加え、搾乳したり補足栄養を与えたりする場合、

家族からの援助はお母さんの精神的・肉体的負担を軽減するために大変重要になります。

*それでも母乳がでなくて悩んでいるお母さんに

数滴でも母乳を飲んでくれたら、1回でも乳房を吸ってくれたら、

お母さんは紛れもなく母乳育児を行ったのです。

母乳だけで育てられないことに母親としての自信を失うのはやめて、

母乳を与えている限り母乳育児を続けていると考え方をきりかえましょう。

母乳育児とは単に栄養を与えるというだけではなく、

お母さんのにおい、ぬくもり、感触、自然とお母さんが声をかけて見つめる、

というように五感を使ってお母さんが赤ちゃんとやり取りするという大切な時間です。

どれだけ母乳を与えているかよりも、

我が子を愛する気持ちを授乳という時間を通して感じ取ることが大切なのです。

参考文献

ペリネイタルケア2016年3月号 Dr.水野に学ぶ エビデンスに基づいた母乳育児 メディカ出版

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